抜里駅(大井川鉄道本線)
◆茶畑の中の抜里駅
家山駅をでるとお茶畑が広がってくる。静岡名産の川根茶の畑だろうか。そしてその中に古くて小さな木造駅舎の抜里駅があった。大井川鉄道の蒸気機関車が茶畑の中を走る場面がよくメディアなどで見かけることがあるが、ちょうどこの辺りの茶畑の風景なのであろう。それにしても見事に絵になる風景だ。
駅は小さくて古い味わいのある駅舎である。なかなかこんな駅舎は全国的に見ても貴重な存在である。駅は無人なのだが清掃が行き届いていて大井川鉄道の熱意が伝わってくるようである。新しいものもいいのだろうが、古いものを大切に使い、資源の無駄を無くす。大量生産大量消費の現在の日本に欠けているものを見つけたような気がする抜里駅であった。
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